【Blog】 GDBインプレッサ タービン&エンジンブロー

店長...。 また車両全景の写真がないぞ!



ってことで解りにくくてスイマセンが

丸目のGDB-B型インプレッサSTIにお乗りの※様よりご依頼。


長くなりますが、事の発端はジャーナルタービンのレスポンスが悪いことから
レスポンスの良いボールベアリングタービンへ換装したいっというお話から始まり、
GDB系パーツ流用など幾つかのプラン、新品/中古在庫などなど調べていたところ、
タイミング悪く痛恨のタービンブローとなりました。


GDB-5_R.JPGGDB-3_R.JPG
・見るも無惨な純正タービン  



広島県からのご依頼と言うことで、出先から300km超もの距離を陸送しご入庫。
破損状況を色々と調べてみると、インペラとハウジングが干渉して削れていました。
これほどの破損はなかなか有りませんね。

交換する他ないタービンの破損はさておき、事の問題はそれらの削れた金属片が
エンジン側に吸い込まれている可能性が高いと言うこと。
(というか、間違いなく吸い込まれてるよね)


吸い込まれているとどうなるか?
エンジン本体が壊れてしまいます。


後々、この時点でエンジンが大ダメージを受けていたことが発覚しますが
初入庫の時点で不動車状態だった今回は、普段の状態がと直前の状態が
解らないこと、オーナー様自身にとっても初めてのお車で、まだ乗り始めて
から間がなかった事、ブースト計、油圧計なども付いていない事からそれら
不調に気づけなかったのが痛いところでした。


その後の分解で、インタークーラー内部へのブローバイオイル過多、タービンからの
オイルラインが完璧な目詰まり等々、エンジン補記類全体としての状態が
よろしくない事が続々と判明します。 ゴムホース類の劣化も限界を迎えていて
当初の予定作業よりも、それらの修理を先にしないと始まらない状態です。


ここで予算との兼ね合いもあり、吸い込んだ異物による不安はあるものの
エンジンの無事を祈りタービンのみ修理することになりました。
(万一、エンジンブローした時には、またタービンが壊れる可能性も出てきます。)


そこで様々なリペア&チューンのプランから、一番コストパフォーマンスがいい
TOMEIのタービンキットへの交換で進むことにしました。
これにはエキマニ、ECU、高容量燃料ポンプ、高容量インジェクタなども含まれます。

GDB-2_R.JPG


少し残念なのはこのタービンは当初の目的だったボールペアリングではありません。
しかし、日本製でもないので、国内他メーカーよりも大幅に安価。
最悪壊れたとしても安く交換できるという伏線もあるんです。



話長いですね...。  でも、まだまだ続きます。


さらに時は流れてー 以下あれこれ交換。


GDB-6_R.JPGGDB-9_R.JPG
・高容量660CCインジェクタ、TOMEI ARMSタービンM7760と純正タービン


GDB-12_R.JPGGDB-15_R.JPG
・キットに含まれる大容量(純正比)燃料ポンプ



これらを取り付ける事で、ようやく自走出来るような状態まで戻すことができました。


しかし、ここで問題発生。
ブーストコントローラーの設定の為に自走を重ねたのですが
どうにもブーストが思うように掛かりません。
バラしては直し、純正アクチュエーターに戻したりなどしては
みるものの、現象が回復しません。
大きめタービンということもあり、ブーストの割にはそれなりの加速は
しているのですが...。スッキリしません、さらに時折失火の様な現象も...。


そうこうしているうちに、恐れていることが起こりました!


やっぱり... のエンジンブローです。


ブーストが一度も掛からないままブローしてしまいました。
これでまた修理に逆戻りです。


当初のタービンブローの前から暖間時でもエンジンの始動性が悪い現象も
あった様で、なにかしら深刻なダメージがあったのでしょう。


さて、ここにきてエンジンを載せ替える他に手段が無くなった訳ですが、値段にしろ
使用距離にしろ良いタマがなく、新しくエンジンを買い直す事を考え始めました。

途中、オーナー様と検討した結果、あれこれと直す為に掛かる時間を考えると
高価ではあるものの、より高出力なTOMEIのコンプリートエンジン
GENESIS EJエンジンまでも導入候補にあがったのですがー


下取不要・純正新品部品使用による全世界即納体制 http://p.tl/FIpf

と、HPにある癖に在庫、納期、価格の問い合わせに返事がなく
幾度の催促にも、せめて価格だけでも教えてくれ。と伝えているのにも関わらず
回答してこない応対に、気の長い店長も流石にキレてしまいました。


     商品の値段すらわらかんのか!?
      
       も う 要 ら ん わ い !  


お客様にも長く待って貰う見通しである事、11月末には納車を希望されて
いたことから、こんな不毛なやりとりで時間とピットを使い続けるわけには
いかないのです。 他にもこのTOMEIタービンキットにはインjk...(伏せときます)


っということで、結局はスバル純正のリビルドエンジンへ載せ替えることにしました。
スバルの新品エンジンAssyは車両がラインで製造されている間しか買う事が
出来ないので入手ができないので、リビルド択一なのです。


今度はタービンが無事であることを祈りつつ組み上げることになった訳ですね。


GDB-19_R.JPGGDB-20_R.JPG
・スバルの通い箱に入ったリビルドエンジンです。

GDB-18_R.JPGGDB-21_R.JPG
・外された元エンジンと流用するインマニの清掃とインダクションホースの取り付け




タービンキットへの交換の際、あまりにフロントパイプでの排気詰まりがヒドかったので
無理言ってメタルキャタライザへ交換頂きました。

GDB-16_R.JPGGDB-17_R.JPG
・SARD製メタルキャタライザー付きフロントパイプ 効率についても一目瞭然ですね



話を戻しましょう。

これらによって、Newエンジン、エキマニ、タービン、タービンサポートパイプ
メタキャタ、インジェクタ、燃料ポンプ、ブーストコントローラー、ブースト計
インダクションホース、油圧計、油温計、キノコフィルター、クラッチキットを
新たにセットアップ。
(サクションパイプは定番のZEROスポーツものが付いていました)


当初のタービンとその補記類だけの交換予定から比べものにならなくなりました。



   へっ?

   エンジンルーム全景?  いつも通りそんな気の利いた写真などないです。

   っていうか、私も散々見ていたのですが、見過ぎて写真を取るっていう
   意識が今になるまで沸きませんでした(笑)



さてさて、結果の方はというと、前回とは打って変わって、ブーストも勿論掛かって
加速度も上々! ウェストゲート仕様車の様な吸気音を出しながら走っていくように
なりました。 心配していたタービンへの影響も無いようです。


ガスケットとカムが純正のままなのでタービンキットの性能を全て
出し切っているとは言えませんが、純正以上のトルク感を得ることができました。

一応ボルトオンキットタイプなので、ただのポン付けで済みそうな感じがしますが
実のところ、それだけでは済まないのが嫌なところですね。
取り付けにも遮熱カバーの加工など細々と加工することになりました。


最後にはうまく纏まとまってくれましたが、以前Blogでも取り扱ったTTEの
ターボキットの癖に比べればかわいいものの何度も何度も
実走&データ取り&セッティングをして作った手を焼いた一台でした。


紆余曲折の上で蘇った一台ですので、長く乗っていただければと思います。



この作業も予定外のタービンブローが引き金となった修理のおかげで総額が
高くついてしまった事と、店長の気まぐれサラダばりに全てお任せ頂いたせいもあって
TOMEIキットに文句言いながらも燃えてましたよ。 色々と(笑)



オートサービス・グリップでは、重度の修理対応にも対応いたします。
修理に合わせて仕様変更をお考えの方もご相談下さい。
チューンドパーツへの交換&セッティングにも対応します。
ご自身で考えたプランのご依頼から、全て条件を決めた上でお任頂いても結構です!